未来を知る futurity 2003 12 16
今後の国際情勢が、どうなるか。
新しい動きが、出てくるでしょう。
イラク戦争は、イラクを破壊したが、
同時に、国連も破壊した。
今後の国際情勢は、
長期的には未定だが、短期的には、
地域連合、地域主義というものが台頭してくるでしょう。
EU、アラブ地域、アジア地域という具合に、
地域で、まとまる傾向が出てくるでしょう。
地域のことは、地域で決め、地域の安全は、地域で守っていく。
国連の権威が崩壊したのだから、今度は、その反対のものが出てくる。
国連が「正」ならば、地域主義は「反」、
そして、「合」が出てくるか。
今のところ、「合」には、ほど遠い。
「合」となるには、
すべての人類が納得できる「共通の価値観」を見出した時でしょう。
その道、なお遠く。
これは、歴史の鉄則です。
最近は、誰もが歴史を学ばなくなったが、
歴史は、人類の叡智の宝庫です。
過去を知るのは、歴史です。
今を知るのは、職業です。
職業が、今という時代を表現している。
しかし、未来を知るのも、職業です。
未来は、突然、未来になるのではない。
最初は、小さな流れができて、
それが、やがて、大河となる。
その小さな流れを知ることが、未来を知ることなのです。
小さな流れとは、職業のことです。
どんな職業が、今、始まりつつあるのかを知ることが、未来を知ることです。